ついにブログデビューを果たしました!
読書感想文を中心に、注目の映画や日々思う事について書いていきたいと思っています。


記念すべき1冊目はこちら。


著者: 乙一
タイトル: 夏と花火と私の死体







16歳でここまで書けるものなのか!?
2年ほど前に「GOTH―リストカット事件」を読んで以来、乙一さんのファンになり何冊も読んでいたんですが、デビュー作であるこの本は最近になってやっと読みました。
死体の一人称によって物語が進んでいくというホラー。
ある夏の暑い日に9歳の少女が殺された。少女の友人である幼い兄妹が4日間にわたって死体を隠すために奔走する…
無邪気な子供の内に秘めた恐ろしさが、淡々と語られる物語の中に見え隠れしています。死体が隠しては見つけられそうになり、また別の場所に隠して…の繰り返しにドキドキしました。16歳でこの作品を書いたんだなぁ~と考えるとやっぱり乙一さんって凄い!

1番おもしろかったのは「GOTH」ですが、この作品にはグロい表現もあるため苦手な方はまずはこの作品かスニーカー文庫のものを読んでみることをお勧めします。(といってもスニーカーのは「失踪HOLIDAY」しか読んだ事ないんですけどね。でもこれに収録されている「しあわせは子猫のかたち」は凄くいいです。)ぜひ読んでみてください。


ちなみに関係無い事ですが、我が家のパソコンは「おついち」を変換すると必ず「乙①」と変換してくれます。何でなんだ…