ついに映画公開!!!
でも暇が無いので「見に行きたいな~」とか思ってる間に公開終了しちゃうんだろうな…


著者: 乙一
タイトル: ZOO

切なさあり、不気味さあり、笑いもあり、な短編集
映画化されるのは「カザリとヨーコ」「陽だまりの詩」「SO‐far そ・ふぁー」「ZOO」「SEVEN ROOMS」の5作品。「陽だまりの詩」のみCGアニメになってます。
本にはその他5作品が収録されており、計10作品の短編集になっています。

気がつくと小さな小部屋に閉じ込められた姉と弟。部屋の真ん中には水路があり、濁った水が流れている。閉ざされた扉の下からは何者かが食べ物を与えてくれるが決して問いかけに答えない。体の小さい弟は現状を打破すべく水路に潜り、信じられないようなある法則を知る。(「SEVEN ROOMS」)

映画「ZOO」公式サイトのBBSによると極端な死体描写はないとの感想があったので少しは安心して観れると思います。
私は本などで不気味なのを読むのは大丈夫なんですが、見るのがダメ。映画「リング」はかろうじてOKでしたが、「呪怨」なんてとてもじゃないけど観れません!!だからお化け屋敷もダメなんですよ。ディズニーランドのホーンテッドマンションは大スキなのに。そんな私が乙一好きというのはなんだか矛盾してるような気もしますが、この短編集には色々な要素が詰まっていておもしろいんです!

「GOTH」の時ほどのインパクトはありませんでしたがそれでもおもしろかったと記憶しています。物語に激しさがさほどなく、淡々と進んでいくんですが、所々でクスッとすることもあればゾワッとする所もあります。人の中の黒い部分が垣間見れてしまう。そして結末には毎回驚かされてしまう。なんとか見破ろうとしてるんですがなんだかんだで騙されてるんですよね。そこが面白さの秘密なのかもしれません。

コメディに入るかもしれない「落ちる飛行機の中で」は舞台化されました。(残念ながら公演終了)「血液を探せ!」なんかもドタバタコメディっぽい仕上りなんでこれも舞台化してみてほしいです。