カラオケに行ったときに友人に借りて読んだ漫画です。
「NANA」や「フルーツバスケット」以外の少女漫画を読むのは久々!



著者: 上田 倫子
タイトル: リョウ (6)







義経と弁慶の恋愛物語!?
私は新撰組が大スキなんで大河ドラマ「新撰組!」を毎週欠かさず見てました。その流れで「義経」も見るようになってます。
でも源義経についての知識がほとんどなく、あの頃の歴史もあやふやなので
見ていて何が何やら…
まず平家の人々の似たり寄ったりな名前も覚えられないし… 
そこで出た結論。
「歴史がある程度わかってないと歴史物は面白くない!」
そんなわけで多少なりと義経について勉強し始めたところだったのでなかなか丁度いい時期に出会った漫画かもしれません。

現代で生活する女の子、りょうの前に突然弁慶と名乗る男が現れる。実は
りょうは自分を男だと思い込んでいる遮那王(後の義経)で、平安時代から
タイムスリップしてきてしまったのだ。それを知り、弁慶らと共に平安時代
へと戻るが、遮那王が女となれば平清盛の孫、維盛の妻にするという策略が
待ち構えていた…

女顔の義経は本当に女だった!というビックリな設定の漫画です。全13巻。
おおまかな歴史の流れは大体同じだと思いますが、色々違うので(設定から
してあからさまに違いますが)歴史の勉強に読むには適さないかもしれません。でも興味を持つきっかけにはなると思います。

少女漫画だけあって恋愛中心の内容で、泣きそうになってしまう場面もありました。
巴御前にあたるのであろう、木曾義仲の妻虎子がなんかスキだったなぁ。
維盛はそんなにスキじゃなかったんですが、あまりの一途さに最後は心打たれました。
最後はあれはあれでハッピーエンドですが…ちょっと悲しい終わりです。
久々に読むとやっぱりこうゆうのもおもしろいですねぇ~

そういえば清水義範/著の「偽史日本伝」の義経と弁慶の設定もなかなかおもしろい設定でした。というかこの本自体おもしろいし、違う発想で日本史を見つめることができるので興味があったら読んでみてください。